DX

わたしたちの事業をとりまく環境は日々変化しています。J-POWERの電力事業は、いま、カーボンニュートラル実現と、より高度な運営体制の構築をめざして、大きな変革期にあります。そんななか、J-POWERグループの情報通信分野を担う会社として、この転換に適応していくために、DX専門の組織を新設し、デジタル技術の活用による新規事業の創出・業務効率化・データ活用など、DX推進に取り組んでいます。

DX認定事業者

わたしたちは、2025年3月1日、経済産業省が定める「DX認定事業者」に認定されました。2024年12月から適用が始まった新基準「デジタルガバナンス・コード3.0~DX経営による企業価値向上に向けて~」に則った認定基準を満たしていること、ステークホルダーへ適切な情報開示が行われていることなどが評価され、認定を取得しました。
J-POWERグループの情報通信分野を担う会社として、社会情勢及び競争環境の変化に適応し、一人ひとりが社内の業務改革やデジタル化への理解を深めながらDXを推進しています。

人材育成

わたしたちは、経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が策定した「デジタルスキル 標準」に準拠してDX人材とはなにかを定義しました。J-POWERグループのDXビジョンである“DX3S+D” を実現するため、役員にも社員にも、それぞれのニーズや経験に適したDX研修体制を用意しています。
入社年次ごとに必須の研修やeラーニングにより、DXのリテラシーの向上をはかっています。2023年度末までにグループ全社員約6,000名に対してDX基礎研修を実施しました。また、職場でDXを推進していけるような社員になるための目的別研修も実施しています。ほかにも、外部講師を招聘した講演会や、DX取り組み事例/デジタル技術を共有する “DX 交流会” の実施により、管理者層を含めた全社の啓発活動にも力を入れています。

レイヤー定義:研修対象

事例

協力会社と共同で利用できる施工管理アプリの開発や、業務効率化を実現したネットワークカメラサービスの導入、また、生成AIの導入による事務作業の効率化促進など、多方面からDXを推進しています。

施工管理アプリの共同開発
JPTSは、株式会社ミライ工事が提供する施工管理アプリ「ミライ工事DX」の新機能の開発に、㈱ミライ工事と共同で取り組んでいます。このアプリは、工事などの現場写真が簡単に管理することができ、協力会社をフリー招待できるなど、高いユーザビリティが特徴のアプリケーションです。今回の新機能開発では、アルコールチェック機能や運転日報機能を追加し、現場の安全管理と業務効率化をさらに向上させました。JPTSは、これらの機能を活用して、また、さらなる業務効率化に繋がる新機能開発を共同で進め、グループ全体でのDX推進を目指しています。
ミライ工事DXは、株式会社ミライ工事が提供するサービスの商標です。
ネットワークカメラサービス
JPTSがJ-POWERグループに提供しているネットワークカメラサービスは、オフィスや工事現場、野生動物の監視など、多岐にわたる用途で活用されています。また、クラウドストレージを利用することで、撮影した画像や映像を安全に保存し、必要に応じていつでもアクセスとすることや、複数のカメラ映像を一元管理できるダッシュボード機能も提供しており、効率的な監視と管理が可能です。さらに、Safieサービスとの連携により、リアルタイムでの映像確認や録画データの管理が簡単に行えます。これらのサービスにより、我々J-POWERグループの業務効率化とセキュリティ向上に貢献しています。
Safieは、セーフィー株式会社が提供するサービスの商標です。
生成AI活用
J-POWERグループでは、生成AIを活用した業務効率化を進めています。特に、Microsoft 365のCopilotを導入し、業務の効率化を図っています。たとえば、Copilotを使ってメールの作成や会議の議事録作成を支援し、社員の作業負担を軽減しています。また、ExcelやPowerPointなどのOfficeアプリケーションと連携し、データ分析や資料作成をサポートしています。このように生成AIの積極的な活用により、DXの取り組みを加速させ、業務の効率化と生産性向上を目指しています。
Microsoft Copilotは、マイクロソフトが提供するサービスの商標です。